2ntブログ

『凌辱HARDCORE』制作日誌ブログ

新感覚エロティシズム ダンスコンピレーション音楽CD『RUSH HOUR2 presents 凌辱HARDCORE』の制作日誌ブログ。

--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2008-03-14

HIROJACKによる解説、「何でもあり」なHARDCORE!!!

hirojack



参考曲:
EUROMASTERS / ALLES NAAR DE KL#TE
 ~「全てはキン○マだ!」


これは歪んだビートと共に、
上記の曲タイトルを絶叫する曲です。
ロッテルダム・ハードコアテクノの最も有名な曲に部類されると思います。

さて、人として生まれてくると、
その直後から男性であれば「強く、活動的に」、
女性であれば「優しく、美しく」と言う漠然とした物をテーマとして、
社会から教育を受けて育って行くと思います。


「キン○マ」が「男性自身」と言う別名で呼ばれることがある様に、
これが無ければ男性は、この世では男性としての存在意義を無くしてしまうらしく、
またこれがあるからこそ「男だったら、ソレがついているんだろ!」
と言う強引かつ理不尽な理由で、お化けなどを恐がったりした場合、
人から笑われるのです。


これに対して女性がお化けを恐がった場合、
時には可愛らしくも感じますし、人から笑われることはありません。

そもそもなぜ、男は生まれた時から、
社会の競争に対応できる様に厳しく育てられるのか

時には疑問を抱く時もありますが、その一つの答えとして
「”男性自身”が、その身体についているから」と言う強引な理由も、
十分に正解であるのかもしれません。


これは哺乳類として生まれた私たちに
無条件に科せられた宿命なのかもしれません。
この答えに対して、反論できる言葉は何一つ思い浮かびません。

よってEUROMASTERSの
ALLES NAAR DE KL#TEは、男性にとっても、
またそれと対極する女性にとっても、
この世で最もストレートで強烈な、
そして本当のメッセージを乗せたハードコアなのかもしれません。

こんな言葉を叫べるなど、
ある意味才能のある者以外、
誰にでもできると言う物ではありません。
(笑)
ましてや録音物をアナログレコードにして
世界中に発信してしまいました。


過去に「なんでもあり」や
「究極」「極限」等をテーマにして、
かつ多くの人に受け入られた活動家はどれだけいるのでしょうか?
この様なトラックを制作して、
誰も振り向きも相手にもしてくれなかったら、それこそどれだけ寒いか想像できません(笑)

(しかし凌辱HARDCOREもまた、そのインパクトと共に
似た様なリスクを背負う作品の一つであると思います。


ある意味、最もレベルの高い部分でメッセージを送る
この楽曲は、それを伝えるメッセンジャーの方も
クラウドの気持ちをそれ程のテンションに上げていくノリや技術が
必要だと思われますので、

そう言った意味では、この種のハードコアの実演と言うのは、
非常に難しい活動の一つでもあると思います。


text by HIROJACK

新進気鋭のクリエイター。
ハードでトランシーなサウンドを得意とする
要注目アーティストである。

プロフィール詳細、リリース情報はこちらから!!(視聴もできます)

comment

管理者にだけメッセージを送る